レース・大会

2024年富士ヒルクライムレポート

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今年も無事に大会が終わりました。早速書いていきたいと思います!
大会本編まで飛びたい方はこちらから!

1、色々あった天候

大会の2ヶ月ほど前、4/9にスラッシュ雪崩が起こり、X上では心配の声が流れていました。
しかしこちらは地元の尽力もあり無事開通。試走に行かれていた方も多いのではないでしょうか。

また、直前に台風が横切りましたが温帯低気圧化し、最悪の状況は免れました。しかし天候は不安定化。それでも天候は持ち、頂上はまた晴れとなる結果。富士は晴れるもの。

2、機材について

DOGMA F

フレーム DOGMA F(2023年)
ホイール BoraUltraWTO45
タイヤ コンチネンタルGP5000+中華TPU
コンポ デュラエースDI2
BB デュラエース
ペダル(パワーメーター) GARMIN Rally
サドル 某メーカーに似た中華カーボンサドル
ハンドル DEDA スーパーゼロRS
サイコン GARMIN530edge

重量 7.4kg(ボトル抜き)
ボトル ブドウ糖2+果糖1の700mlMAX

6キロ台や5キロ台が跋扈する中、トップモデルでこの重量は正直重いと思っています。

3、トレーニングについて

こちらについては1年のトレーニングレポートを別で書く予定です。
というのも、20分テストを直近に行なっていないので実際のパワー分布は不明のまま大会に突入しました

トレーニング内容をざっくり言えば、ほぼ高強度と低強度のポラライズで過ごし、富士ヒル1〜2ヶ月前からMLSSを増やした感じです。

書きました↓↓

4、富士ヒル前日まで

① 前々日(金曜日)

前々日宿

富士ヒル会場まではウチから高速を使用して6時間近くかかり、そこから登録行ったり準備したりと忙しくてシンドイ…。ですので今回は下道で移動し、浜松あたりで一旦宿を取ることにしました。

前日予約だと広いホテルが安くなっていることもあるので、旅感があって良いと思います。
コンビニでハムとチーズを書い、自作のフランスパン齧りながら移動です!

② 前日〜サイクルEXPO〜

がっつり食べる

ぐっすり8時間睡眠。3つか4つ楽しい夢を見て起きたら知らない天井だった。
しばらく何しに来たのかわからなかった。

朝はバイキングを遠慮なく堪能しました。減量の意思が無い…。
ホテルを出て富士山パーキングに10時半着。今回一緒に行動を共にするドルおじのすべさんと待ち合わせてバスで開場受付へ。ゼッケン等を受け取り荷物預け完了。

ホテルのチェックインが15時だったのでしばらく会場をウロウロ。有名な方ばかりでYouTubeを見ているかのようでした。

会場を後にして宿のチェックインを済ませて晩御飯。流石にここは暴飲暴食は控えます。

ほうとう追い飯はとてもおいしい。(62.7kg)

ジャージとヘルメットにゼッケンをセット、ドリンクの準備。
2023年はあれだけ晴れましたが、森林限界が近づくにつれて寒さが出てきました。
雨となれば尚更寒いと思い、念の為に上着も準備します。お風呂で暖まり就寝。

準備完了

5、大会当日レポート

① 起きてから

やっぱり普通にグッスリ寝て4時起き。
コンビニおにぎり2つとVAAMアスリートを飲んでゴロゴロする。VAAMアスリートを飲むとお腹の調子が活発になる。毎朝のルーティンというやつです。

体重計測。

体重60.9

これが経験値ってやつですよ。

60.9kg!大体これくらいで挑むだろうと予想していた数値にピッタリとなりました。
この後もう一回出たのでほうとうは完全に消化されたと見ていいでしょう!許された。

それとは別に、グライコSR、クラスターデキストリン、マルトデキストリン、果糖を1:1:1:1の割合で75g程度溶かしたものをチビチビ飲みます。

出発

バイクの準備を完了させて6時にホテルを出発。出発直前にカフェイン錠剤200mgを1つ。
会場まではゆっくりペースで大回りしても20分と聞いていたので、アップしつつ移動。
第3ウェーブが6時40分集合〜7時10分で、着は6時15分でした。
心拍もいい感じに上がり、準備完了

② 大変なやらかし

すべさんと一緒に整列入口に並んだ時にふと妙な感覚がありました。

本当に何を見たわけでもない一瞬の違和感。

虫の知らせとしか言いようがない何か

計測チップ忘れた

えええええええええ!?!?
なんで!?どこに!?

チップ

忘れないようにダッシュボードの上に置いてたんだわ
なぜ…いったいどうして…

一瞬DNSがよぎりましたが流石にそんなことでDNSなんてしてられない!
すべさんからも全然間に合うから落ち着いて戻ろう!と急いで回収に戻りました。
ついてきてくれて本当にありがとうございます。神。

チップを回収して戻るも流石に第3には戻れず、第4スタート終盤に入りました。
見てみると、他の人も何名か遅れているようでした。

でもチップを忘れる人は流石にいないだろう…。

③ 作戦

今回の作戦としては、以下の通りでした。
・定期的に人の後ろで休むこと
・脚が合わないから、パワーが落ちてるからと一人旅をしないこと。
・脚が合う人が居ればトレインを回すこと。
・飲み物はキッチリ飲むこと。
去年の反省点に加えて飲み物です。
去年よりトレーニング時には10分毎に糖質ドリンクを口にするクセをつけました。
重量増のデメリットもありますが、水分とカロリー補給だけでなく、気分転換やペーシングの面でも良いなと感じているので取り入れています。

タイム表は今回準備しませんでした。
前回は準備していましたが、タイムが遅れだすとどんどんテンションが落ちてしまったからです。他にもトレインの有無や風向きなど、左右されるものが多いからというのもあります。

目標パワーは単独時は4〜4.2倍、トレイン時は3.8〜4倍前後、落ちてきたら高地のせいというざっくりとしたものです。

④ 序盤〜中盤

開幕からしばらく、料金所を通過して一本引き。
第4ウェーブ後半スタートなのでしばらくは脚の合う人は居ないだろうと考えマイペースで踏む。中盤に差し掛かるまでどんどん抜いていく。

途中、5、6人程のトレインがあったけれど回す気配が見られなかったので離脱する。
しばらく行くと三菱のジャージを着た方と他数名と脚が合いそうな感じがあったのでトレインを形成。雰囲気で一緒に回す。

しかし40分ほど経過し、先頭が交代をした時に二番手の方が非常にキツそうですぐに後ろへ。私が前を引いた時にペースが上がってしまったのか、気付けば後ろに人が居なかった。
パワメで出しすぎないようにセーブしていたけれど、ダメだったか…!

さらばすべさん、ここからは一人旅になる。
脚の合いそうな人が居たら一緒に行くことを選択するつもりだった。

⑤ 中盤〜ゴールまで

しばらくしても脚の合う人は出てこないまま、若干の向かい風区間に入ってしまう。
腰痛もジワジワと忍び寄るけれど、パワーは落ち切るほどではないけど呼吸はかなり荒い。

耐え続けているとここでまさかの先ほどのトレインに追いつかれた。すべさんも居る!

どうやら新しい先頭を得て盛り返したらしい。これには本当に驚いた!
その後トレインはその場その場で分解と結合を繰り返して四合目大沢駐車場を過ぎ、そのまま終盤に突入。カメラを探していたけど、カメラの存在に気付いた時にはレンズは私より後ろを撮っていた…。

去年急なストップがかかってしまった奥庭駐車場は耐えて回し切ることができたのでヨシ。成長を感じる。

平坦区間に入ると元気になり、インターバルトレーニングの雰囲気でぶっ飛ばす!単独走だけど46.7km出していたみたいでよほど気持ちよかったと見える。気持ちいい。まるで成長していない…

最後の坂ですこしタレるも時間的には余裕があったのでそのままゴールとなりました。

⑥ リザルト

タイム

タイム、1時間14分02秒でした。去年の忘れ物、回収完了です。

6、まとめ

① 反省会

・パワーについて

反省会

今回、直前のパワーは測っていないので正確な推測はできていません。
しかし、推定でこれぐらいのパワーは出せるだろうな、それで坂に行ったらこんなもんだろうな、高地効果入れてこんなもんだろうから、シルバーとゴールドの中間ぐらいじゃない?
でも腰の機嫌次第でブロンズも全然ありえるだろう、といったマーブル模様のタイムを想定していました。

上は70分から下は76分ぐらいだろうと。目指したいのはやはりゴールド。今では絶対に手が届かない。なので、機材アップデートや整備も特別突き詰めるといったことはしませんでした。タイヤも練習である程度使ってるもののまま。

結果としてパワーはキチンと出せていて、成長は順調だったと思います。
しかし、シルバーギリギリといえばギリギリです。ひょっとしたらあと1分〜30秒くらいは縮んでいても良かったのではないかと思ったりします。

・やらかしについて

反省会

計測チップを忘れるというとんでもないやらかしから始まりましたが、アップとしては割と良かったのは不幸中の幸いです。心拍数上がるね…。

・トレインについて

反省会2

途中一緒に走ったトレインが再始動してきたこと。
後で聞くと強い人がガンガン引いてくれて復活できたとのことでした。

これは反省すべき点で、コミュニケーションをもう少し早く、多めに取るべきだったと思います。調子はどうかとか、どんどん回していこうとか、ペース早すぎるよ焦らなくていいよとか。その場で発生したトレインを信頼し、鼓舞して、マネジメントしなくてはならない。(と、選抜選手に教わりました)

これは次のステップに必ず必要なことだと思います。

② 2025年の富士ヒルに向けて今思うこと

・次の目標

もちろんゴールドリング、65分切りです。
ここに対して一番大きな壁が腰痛だと考えています。理由と対策については下の見出しでまとめます。

対策しきれた時に本来のパワーが出せる。とイイナァ…。

・機材について

色々アップデート案は考えていましたが、選抜選手よりアドバイスを頂いたので時(ボーナス)が来たらやります。ちょっと別のことにヤンチャしすぎて預金がペラッペラなのです。震えて待て。私の財布が震える。

あと、次回からは動画撮りたいですね。必死に回していると記憶が飛ぶぅ…。

・トレーニングについて

この1年順調に伸びており、おそらく鬼門らしいPWRはスルスルと抜けれたんじゃないかなと思います。ポラライズメインで行く予定ですが、ひとまず筋トレとウェイトトレします。

現状を考えるに、私は他人より体幹を鍛える必要性があるのではと考えています。
股関節・ハムストリングスは一般より硬めな割に、腰椎が曲がり過ぎている。それを補うために強靭な体幹というコルセットが必要、そんな感じでしょうか。

これを1年かけて鍛えてどうなるか。

ウェイトトレは貯筋で、本格的にインターバルを行う前にやり貯めようと思います。去年の年末に少し試してみましたが、インターバルトレに影響が出てしまったのを感じたのですぐにやめました。

あと、下の見出しにかかることですが、外乗りでは平坦練をやってみようと考えています。

・今後の大会について

ありがたいことに、2024年8月24日に行われる鈴鹿のチームTTに誘っていただいたので参加を決めました。私なんかでいいのだろうか…。1分くらい風除けになれたらイイナァ…と思ってます。

ついでなので個人TTも出ます。DOGMA FをTT仕様にするとかTTバイクを買うとかいったことはないです。

5週の部とかは事故ったら目も当てられないので流石に参加できません!怖すぎる!

③ おわりに

頂上

今年の富士ヒルは去年と比べてドラマがあったように思いました。やらかしとか。
しかし今回は色々助けられて楽しい思いをたくさんしました。人との触れ合いがとても良かったように感じます。

来年もまた楽しい結果が得られるようにトレーニングを積み上げたいと思います。
今年もお疲れ様でした。

ABOUT ME
タシロ
トレーニング行為を愛する39歳♂ ウェイトトレから始まりクセのある趣味を経てロードバイクに辿り着きました。 2022年末からパワトレに目覚め、富士ヒルゴールド目指して頑張ります!