8/24,25に鈴鹿サーキットで行われるレース、ひょっとしたら雨降るかも?という予報を覆し、両日晴れ。厳しい暑さの中でのレースとなりました。
今回初参加となる鈴鹿ロードレースは多数の種目があるレースですが、落車にビビっていたので選んだ種目は個人タイムトライアル(ITT)とチームタイムトライアル(TTT)でした。
どんな感じで動いていたのかをレポートしてみたいと思います。
1、鈴鹿ロード始まります
① コトのあらまし
② TTメンバー
2、TTTの為のトレーニング
① コーチによるインターバル
② TTT練習
3、参加するにあたって準備したもの
4、大会レポート
① 場所取りスプリント
② 試走コーナーでアップ?
③ ITT
④ 待ちの間に
⑤ TTT
⑥ それから
5、振り返り
① TTT反省点
② 感想
1、鈴鹿ロード始まります
① コトのあらまし
コトの始まりは2024年富士ヒルが終わり、葉山さん、すべさんとホテルで反省会&お疲れ様買い&打ち上げをしてホテルで追い込みの酒を飲んでいた時だった。
葉山さん「鈴鹿ロードのTTT出てみません〜?」
たしろ「楽しそうですねぇ、やりましょうかー!」
以上
何も考えてなかったのである…!!
そもそも鈴鹿ロードも去年のYouTubeで垂れ流ししてたぐらいでルールも何も知らないのである。
TTTはどうやらMAX定員4人、3人まで先着のタイムで記録が決まるようである。4人目はノーカウント。よしよし、それならまぁなんとかサボってもバレへんやろ…。
② TTメンバー
その後メンバーが揃って葉山さん、keniさん、カメさん、私というメンバー構成になった。
一人目、葉山さん。
1年目富士ヒルゴールド、2年目富士ヒル選抜出場。選抜意識したがプラチナも寸前。
短期間でロードレースも成績を残しまくり、シクロも始めてそちらも好調。
二人目、keniさん。
マーケン社スプリント部係長 185cm/70-72kg/FTP331w(Xより引用)
三人目、カメさん。
上のkeniさんをコロナ復帰ライドと言って引き摺り回したらしい。
本人曰くグルメライダー。
四人目はワタクシ、ギリシルバー(笑)
メンツが集まるにつれて猫ミームとちいかわが加速した。ワァ…。
2、TTTの為のトレーニング
① コーチによるインターバル
コーチにTTT出ますと伝えたのはまだ葉山さんとしか話がなかった頃。
他にどんなメンツが集まるかはわからなかったものの、ローテーションを意識するようなワークを組んでもらった。
② TTT練習
実走は実走で練習…といきたかったけれど、不慮の事故により練習はあまりできなかった。
LINEで決め事などを確認しておく。
3、参加するにあたって準備したもの
機材については富士ヒル以降ではBBをセラミックスピードに交換した程度、できるだけポジションを煮詰めてスプロケは洗浄乾燥し、現地でLUB-1915を塗布した。
・折りたたみのバイクスタンド
・場所取り用の8-10人用シート
・折りたたみ椅子
・折りたたみマットレス
・コップ
・マイクロファイバーのバスタオル
・六角などの基本工具
・ワイヤー錠
など100Lザックにまとめておく。他にはビブやヘルメットやシューズなど基本的なもの。
バイクにはライトを取り付けておく。移動時は暗くて街灯も少ないので必須。
空気入れは現地にあると思うので持っていかなかった。実際に修理コーナー的なものがあり、結構なレベルで修理をしてくれる。
ゼッケンプレートはインシュロックでバイクに取り付けるが、そのヒゲを切るニッパーもバイクラック横にある。しかしこれは自前で持って行った方がよかった。
まずまずの風があったけれど、モバイルバッテリー+工業扇など余力があれば持ち込んでもいいかもしれない。蛇口が各地に設置されているのでバスタオルを濡らしておくと気持ちいい。
バイクスタンドは外にもあるけれど、目のあるところにはおいておきたい。
立てかけるとスペースを圧迫するので持ってきて正解だったと思う。
4、大会レポート
① 場所取りスプリント
第七駐車場へは3時半ごろに着。入場料は1000円。
流石に少ないな!と思ったけど、ここは第七の北側で一番遠いところになる。バイク移動なら誤差だが、会場に近い南側にはもう少し車があった。
早速バイクを組み立てて移動する。
見ての通り結構道は暗いのでライトは必須。会場まではバイクなら10分もあれば着けるけれど、会場入場後はバイクから降りての移動となるので普通の靴のほうが良い。
4時10分着。バイクは10人ほど、車は3台…だったが、車は追い返されていたのもあったが入っていたものもあった。
モータースポーツゲートの開門は4時30分なのでしばらく待つ。
モータースポーツゲートが開場して進むと、既に交通教育センター内駐車場(3000円予約要)に車が入っており、そこから人が30名ほどは並んでいた。サークルチケット組かな?
荷物が大掛かりになると第七までの移動は面倒なので、次回からはそっちにしてみたいと思う。
画像のゲートで入場確認をしているのでスマホでQRコードを提示する。これは見せるだけで、選手受付はPITエリアにあるのでそれは別途行わないといけない。
この先はグランドスタンド下を潜り、シャトルバス停に着く。階段をバイクを背負って登り、PITエリアに到着。バイクならすぐだけれど歩くと億劫になる距離だ。
周りの動きが慌ただしい。このコミケっぽい空気嫌いじゃないぜ…!
画像奥がホームストレート。手前か奥のどちらかが良くて、真ん中を陣取ると出入り口が防がれて移動し辛い。
ホームストレート側は人の往来が慌ただしそうなので逆を取ってみた。水道蛇口、トイレ、受付など色々と近い場所だったので結構良かった。
ただ、ホームストレート側の下にはモニターがあって、YouTubeでやってるレースやリザルトが見えるからそっちはそっちで楽しそうだと思う。
というわけで設営完了。ミッションコンプリート。後は寝るだけ。_(:3 」∠)_
② 試走コーナーでアップ?
準備に時間がかかってしまい、試走ゲートが閉鎖されてしまうアクシデント。
試走コーナーでちょっとアップしましょかということで少しチムメンと走る。が、なんでかみんなバチバチに上げ出すので終わったころにはちょっと足がピクついて不穏を感じる。
10倍軽く超えるのってアップって言いましたっけ?
あともう一つ
お分かり頂けただろうか
(両方右用グローブ持ってくるやーつ)
③ ITT
8時39分集合開始なので遅れないように向かう。
しかしこれは良くなかった。締め切りが9時09分で、30分待ちぼうけてしまう。そこからさらに移動していくので待ち疲れてしまった。
スタートが近づくにつれて「腹が減ったなぁ」という意識になってくる。大丈夫なのか…?
試走していないので動画の記憶を頼って、開幕は5〜6倍で上がりきって下りで少しエアロでパワーを抑えつつ3.5倍〜4倍で回復、残りは6〜7倍でスプリントで出し切る。予定はこんなもんで、あとは流れで。
スタート!ムッ!意外と坂が強い!登り切るまでに息がヤバみ!でも耐えて下り出す。
ラインに問題はなさそうなので下りながら回復、最後のホームストレートで絞り出す!
結果は3分12秒01、76位でした_:(´ཀ`」 ∠):
開幕の登り終盤でTTバイクの人に抜かされたのでなにくそー!と踏みすぎたのかもしれない。でもデータ見たらまぁこんなもんかな、というのと想像より短くてエアロポジション取る方に思考回ってなかったと思われる。試走は大事。
一方keniさんは通常のロードで予選突破。パネェ!
↓ITTの様子
④ 待ちの間に
NICOのイオさん、バニさん、らんたんさんが遊びにきてくださいました。
スペース取っておいて良かった!応援や差し入れに写真、情報を教えて頂けたので助かりました。また遊びに来てください!
スペースをおまかせして出店ブース巡り。ミトロング試供品をいただいてTTT用に。
あとは最近シューズが気になっているので試着をしてみたかった。
LAKEシューズは履き心地良いけれど、皮だから汗に弱くてロードとは相性悪いと思う。
もう少しタフなものがあれば変える候補に入れたいと思ってた。
で、今更だけれどシマノのブースに来てみた。
履いたことなかったので試してみたところ、LAKEと足の形が遜色無く、keniさんの強烈な汗量にも耐えうるということだったので高評価。色展開が少ないこと以外はかなり良かった。チャンスがあったら買ってみよう。
朝起きてから自作フランスパンを齧ったぐらいだったので結構お腹が減っていた。
更に試走(?)とITT後にあまり食べれてなかったので、タイミングは微妙だけれどカレーを食べる。次回はもっと固形食を買って持ってこよう。第七はやっぱり遠くて動くのは億劫になる。
⑤ TTT
keniさんが落車に巻き込まれてディープリムのスポークが折れてしまったらしい。
それ以外は問題なかったようで変えのホイールに交換して出撃。(なんで替えホイールがあるの…?)
さてやってきました本番です。準備で色々ブーストする。カフェイン全然取ってなかったので飲んだらちょっと血が巡ってくるのがわかる。
イオさんからの写真!ありがとうございます!
エントリー完了、スタート!!(ここからは動画で)
待機中に数値が上がってるのは謎。
開幕の坂でガッと高強度からスタート、シケイン前までにどんどん強度が上がる。
最大心拍が171なので開幕乙しかけるけど声を上げてタップ、後ろでも5倍付近で踏まされる厳しさ。
スプーン中盤登りから先頭で少し出るものの直前で8倍付近が出てて長くは持たず。
交代して後ろへ。下りでなんとか心拍を落ち着かせたいけどなかなかそうなってくれない。
ヘアピンで少し落ち着くのも束の間、デグナーカーブからNIPPOへ向かうあたりで先頭。すぐ交代。ようやくITTで見た景色が近づくものの、「え、まだ3/4周しかしてないの…?」という苦しさ。
その後、S字へ差ししかかるあたりで2-2に分かれてしまうがホームストレート前で合流、ライン超えたあたりで限界が来て、心拍も167とほぼ限界。シケイン手前で完全に失速してしまったので三人を見送り一人旅。
追い付けるわけはないけれど、そこそこ回復した後に踏んでも心拍は即MAX近くまで達してしまい出し切りを感じる。2-2に別れてしまった時にカメさんと意思疎通取ればもう少し変わったかなぁと反省しつつもキチンと最後まで踏んでゴール。
結果、6位でDHバー無しのロードバイク勢としては2位だった模様。
NICO勢の方々、応援聞こえました。ありがとうございます!!
⑥ それから
ITT予選通過したkeniさんの応援をせねば!!
DHバーだらけ、ディープリムやディスクホイールの中に立つ漢、なんかおかしくない?
この構成でなんと8分フラットでゴール。応援できること自体が嬉しい!
5、振り返り
① TTT反省点
単純な力不足はハナから承知、終わっても悔しさを感じれる場所に心は行けてないだろう。
でも出せるものは全部出そう。このメンツで1周つければ健闘だろうというのが私の予想で、実際そうなった。この展開以外は考えれなかった。
終わった後も悔しさは感じていなかったし、これからもじっくり積んで来年はもう少し早くなれたらいいなと思っていた。
でも何度も動画を見返していたら、1周目ホームストレートでは限界まで引いてしまっていたこと、交代する終わり際にシケイン手前の苦手な斜度に刺されたことが一番大きな原因だったと見える。普段の練習の域を大幅に越えている。
シケインを上り切ればしばらくは西ストレートで足を休めることができたし、もう少し延命できたかもしれない。
ただ、延命できたからといって全体速度が下がってしまっていたなら結局はリザルトに繋がらなかっただろうし、こればかりはフダをめくってみないとわからない。
でもついて行くことができなかった展開と、ついて行けた展開、見てみたい結果はどちらだろうと思うと後者だと思う。そう理解して初めてちょっと悔しさが出た。
② 感想
今回フワッとしたところから始まったTTTだけれど、実際やってみると想像していたより遥かに楽しかった。今回TTTに誘っていただけて本当に感謝しています。
サーキットというからには平坦なのかなーとイメージがあったけれど、想像よりも起伏があって平坦の方が少ない。
広いと思えば人が重なった瞬間ラインが一気に狭まったり、ホームストレートからのシケインが二段で上がる苦しさを持っていたりもする。
下りも斜度があるのでパワーを出すよりエアロ姿勢が重要になってとてもテクニカル。
修理関係もシマノの修理コーナーがあるし、青い天使常設である。
表彰の範囲も広かったり賞金類もあり、盛り上げる仕掛けが多いのも楽しさの一つ。
⇩シマノの表彰ページリンク
https://suzukaroad.shimano.com/2024/race_awards.html
体重にしても重量級は大活躍できるし、とても懐の広いイベントだなと感じた。
次回についてはまだ何も考えていないけれど、何かには出たいと思う。TTTは声が掛かれば是非参加したい。
ITTに関してはTTバイクが欲しくなるけど流石にそこまでの余裕はないし、もっとコース自体を走ってみたいなぁとの考えてはいるので別の種目を考えてみるのもいいかもしれない。