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DHバーをステムにポン付けする!!CONTROL TECH TTH-14-S Falcon Mini

アイキャッチ

ちょっとDHバーを試してみたいけどエアロバーで形状が合わない…。取り付けるとなるとハンドル変更になって費用が膨れ上がってしまう…。
わかります、私も丸ハン探すところまで行きました。でもステムにポン付けするという解決策があったので紹介します。

1、DHバーを探し始めたきっかけ

バートップの上にヒジを置いてTTポジションの真似事をしていたけれど、やはり不安定すぎてフルパワーを出せないこと、やっぱり単純に危ないなと感じていた。

ただ富士ヒルではDHバーの使用は認められてないし、このままではTTのためだけにバイクを生やさないといけなくなってしまう…。
生やしたはイイけど(まだだぞ)本格化を考える前にちょっとポン付けを試してみたいよね?というところがきっかけになる。

2、カーボンエアロハンドルの課題

ポン付けを考えたのはいいけれど、実際どういう風につくのだろうか?
Amazonより画像をちょっと拝借。

見ての通りバーにクランプするのが一般的だ。しかし丸ハン用なので丸い部分に取り付けなければならない。
私のハンドルではDOGMA Fにつけているハンドルはステム横が18mmしかクリアランスが無いのでクランプの幅がかなり制限される。クランプの幅を明記している商品を探したけれどほぼ見当たらず、購入者のレビューで23mmというのがひとつ見つかった程度だ。

はんどる

仮にこの幅に合うクランプがあったとして、幅が狭くなればなるほど摩擦抵抗が少なくなるので二つの問題が出てくる。

一つはユルいということなのでDHバーが動いてしまうこと。
二つはその分強く締め上げなければならないので、カーボンハンドルなら割れてしまう可能性があるということ。

友人のトライアスリートに聞いたところ、この手の商品をカーボンハンドルに取り付けてハンドルを割ってしまったということが実際に起きているらしい。
もちろん前提条件や実際に見たわけでは無いのでなんとも言えないが、命に関わる可能性があるのでこの方式は避けたい。

3、ステム取り付けという選択肢

なんとかならないか、このままではすんごい高い15万くらいするハンドルになってしまうぞと探していたら見つかったのが今回のコレ。探せば見つかるものです。

Amazonで購入時は19500円。海外通販で探してみても2万円程度している。
ちなみに灰色と赤色2種類のミニバーがあるが色の違いだけの様子。

4、部品詳細

① 概要

ステムを下からブラケットで覆い、上に本体を乗せてビス4つを使用して挟み込む。専用の板ゴムが付属しており、ガタつきを抑えるようになっている。

標準ではアルミのミニバーがついている。しかし延長しても小指に引っ掛けるぐらいしかできないので、メインで使用するのは少し辛い。
バーは社外品の22.2mmのものなら使用可能となっている。一度使用してから交換の判断をすると良い。

② 取り付けブラケット

付属しているブラケットは2つ。
専用の薄いゴム板が付属しているが、スキマが大きいなら自前でゴム板を追加したり詰め物をすることで対応できると思う。ステムが短いならブラケットを削るのもアリ。

・「コ」の形状

おそらくこちらを使用される人が多いかと思う。私もこちらを使用している。
高さは35-37mmほど。ゴム板を使用するのが前提なので大体のステムには合うハズ。

底面の長さは42.4mmだったが、断面は平行四辺形の形をしているので実際に確保したい幅は40mmほど。
全体でみると形状が一定ではないので、一番長い箇所を測ると48mmほどとなる。

幅は下部に行くほど少しづつ窄まっていて、僅かに台形になっている。

・「U」の形状

Uの字をした、底が丸まったタイプのステムに適応。
こちらも高さは同じ35-37mmほど。
全幅はコの字形のブラケットと比べて少し短く45mmほどに見える。

③ 調整やパッドなど

パッドはマジックテープ式で簡単に取り外し可能。使用中にズレることはない。
アームレストの位置調整は3箇所、15mm間隔で変更できる。
お腹側は広めの穴があって左右にズラすことでヒジの角度調整が可能。
またこのビスはミニバーのクランプを兼ねている。

調整

④ 重量

箱出し総合重量は、ゴムやビスを含めて468g。初期ではU字ブラケットが付いてます。

U字

ブラケットをコの字に変更した場合。

コの字ブラケット

ミニバーを抜いた場合の重量は365g。コの字ブラケットを使用しています。

メイン重量

ブラケットはU字のほうが11g軽い。しかし重量で選ぶものではないので参考程度に。

付属のミニバーは2gの差がありました。とはいえ交換する人が多いはず。

今現在は別のバーを使用しているため総重量554gとなっている。平坦を走るTTバーなので、重量に関してはさほど気にすることはないだろう。
バーについてはまたいずれ。

5、使用感

① 取り付けてみた

90mm

コの字形をDOGMA Fに取り付けようとしたが、微妙に足りず。
こちらはステム長90mm。もう少し長ければイケそうだ。

ぱり

一方こちらはPARIS。ステム長80mmと10mm短いが取り付け可能だった。
ケーブル非内装式なのか形状が異なるようだ。

元々DOGMA Fのステムは100mmに換装予定だったので後日リトライ。無事取り付けることができた。
返却された90mmステムを改めて調べてみると、下部の平坦な箇所の幅が40mm必要なのに対しておよそ33mmしかない。ステムが100mmに延長されたことでこの部分が43mmに伸びたため、無事取り付けられたことになる。

33mm

② 走行について

ゴムによるガタつきがあるかと思ったが、想像よりもガッチリ固定されており、実走では全く不安を感じることはなかった。雨に降られてもパッドが滑るということも特になく、マイナス面はまだ見当たらない。
その後もZwiftで使用しつづけても特に問題無し。

その後、ビワイチにも使用したけど問題無し。

6、まとめ

アルミの丸ハンであればもっと選択肢はあるけれど、最近流行りのエアロハンドルにもポン付けできるDHバーとなれば選択肢はほぼ無くなってしまう。

エアロハンドルにDHバーを後付けできるものはCanyon、SPECIALIZED、VISION、BLACK INCなどから販売されているのを確認している。
が、どれも目が飛び出る値段だったり専用品であったりするものばかりだ。10〜15万くらい…。

それをショップ交換となれば工賃はもちろん運が悪ければブレーキホースを取り換え、油圧やりかえなど半端ではない費用がかかる。また、柔軟性が良くなった、乗り方が変わったなどでステムを伸ばしたりといった時にもまた費用。
特にケーブル内装をしている人にとっては気軽に試せるものではない。

そんな中で2万円で解決できる可能性があるステム取り付けなら妥協の範囲内ではないだろうか。合わなければメルカリに出品できるし、取引履歴も数件ある。

個人的にはすごく気に入ったので普段のZwiftも外練でも使用したいと思ったため、2個目を注文した。汗をモロに受ける箇所なので、取り付けビス類はできればチタンに変えたいなと考えている所である。DHバー取り付けで悩んでいる人の解決策の一つとなれば幸いです。

ABOUT ME
タシロ
トレーニング行為を愛する39歳♂ ウェイトトレから始まりクセのある趣味を経てロードバイクに辿り着きました。 2022年末からパワトレに目覚め、富士ヒルゴールド目指して頑張ります!