オールシーズンは伊達ではない。本当に一年中着ています。
1、購入したきっかけ
① 背景
② 何故これを探したか
③ 代替品を探してみた
2、インプレッション
① 程よいコンプレッション
② メッシュ素材で蒸れない
③ 見た目と性能のバランスの良さ
④ ATION製とおたふく手袋製の素材比較
⑤ 洗濯に強く、ヘタりにくい素材
⑥ 低価格
⑦ Amazonにて購入可能
⑧ 気になるポイント
3、まとめ
1、購入したきっかけ
① 背景
5〜6年前ごろに登山や狩猟を初めた際に服装選びとして着心地のいいものを探していました。その時に登山界隈でワークマンのストレッチクライミングパンツなどが安くて頑丈、使えると流行り出していたかのように思います。
ワークマンは中国工場の閑散期にまとめて大量発注をするため、店に商品が一度並べば暫くは入荷されませんでした。
登山で有名な八ヶ岳にある、日本で一番有名な登山のショップにクライミングパンツを履いていけば店員さんより驚きと羨望の眼差しを受けた時代があったのです。(体験談)
有名メーカーの登山用パンツは15000円以上しますが、ストレッチクライミングパンツは1900円で本当に動きやすくて頑丈です。そのストレッチクライミングパンツの他にもコスパに優れたベースレイヤーの代わりになるかも?というウワサを耳にし、購入したのがワークマンで販売していたATION製 クレーターメッシュでした。
② 何故これを探したか
クレーターメッシュは大いに気に入りました。登山から狩猟から普段着はもちろん、ネパールトレッキングまで。数着を毎日着回し続けて5~6年経過しましたが、ようやくほつれ、スレが出てきて買い替え時となりました。
しかしワークマンを暫く探してみても入荷がなかったので、ラインナップから無くなってしまったのかなと思い、しかたなく代替品を探すことにしました。
*この時は勘違いしていましたが、ATION クレーターメッシュで検索すると楽天より販売がありました。一時的にワークマンが取り扱っていたようです。
③ 代替品を探してみた
とりあえずこういう時はおたふく手袋。
創業は大正15年でワークグッズの総数は7000種類とか。リーズナブルなイメージがあり、今回のもの以外にもいくつかの衣類を持っています。
探してみたらアッサリ見つかりました。スゴイ。
こちらになります。
この生地のメッシュ具合、モデルさんのTKBの透け具合…これは違いない!と確信して1着購入してみました。
2、インプレッション
注)おたふく手袋製はまだ日が浅いので、所々ATION製でのインプレで失礼させていただきます。正確なインプレは同じ年数が経たないとできませんが、生地は似ているので期待できると踏んでいます。
① 程よいフィット感
コンプレッションウェアと言えばアンダーアーマーの名前が浮かびますが、ギチッと締め付けを感じるほどのものではありません。
コンプレッションというより緩くフィットする、といった具合です。
ロードバイクの山岳に向けたジャージに近いものがありますが、それよりもう少し緩いです。
この緩いフィット感と柔らかさが、じんわり汗をかいてしまった後に効きます。
② メッシュ素材で蒸れない
綿でも吸収速乾ウェアでもある程度風をシャットアウトしてしまうのか、どうにも蒸れからくる暑さを感じてしまうもの。しかしこのインナーはメッシュ素材なので蒸れを感じません。
また、素肌に当たる部分が網目状になっているので、直接肌に触れる面積が少なく、張り付きから来る不快感がありません。汗をかいて乾燥した後でもサラサラなのがとても好きなポイントです。
③ 見た目と性能のバランスの良さ
黒であれば肌の色がにわかに映る程度。太陽の下で延ばせばTKBは映りますが、見ようとしなければ見えません。
これは冗談かもしれませんが大事な所です。
この手のアンダーウェアは素早く汗を吸い上げ、その上に着た速乾性の高いミドルウェアに水分を渡すのが本来の役割です。しかし、汗の吸い上げに特化したものとなれば、素材は太く、より肌との接触面積を減らさないといけません。
つまり見た目が大きく犠牲になります。
一枚上に着るイオンのアミアミではコンビニに入る勇気はありませんが、おたふく手袋の3Dファーストレイヤーでは大丈夫です。でした。(強気)
④ ATION製とおたふく手袋製のメッシュ生地比較
生地の違いを見ていきましょう。
わかりやすいように紙を一枚下に挟んでいます。
メッシュのパターンは若干異なりますが、網目上に一枚薄いレイヤーが重なるような生地です。ATION製は長く使用しているので洗濯で変形した可能性もありますが…。
ATION製は首元の一部にメッシュではない補強の生地がありますが、おたふく手袋には補強はありません。これは洗濯の伸びの対策かもしれませんが、前には結局伸びます。
おたふく手袋製には画像(ATION製)のような主張が強いタグがありません。これ、前側についてるんですよね…。
これ一枚で外を出歩くときは、おたふく手袋のようなタグが無い方が好ましいと思います。
⑤ 洗濯に強く、ヘタりにくい素材
コンプレッション性に関しては次第に落ちていきますが、元々やや緩めのフィット感なので気にはなりません。形が大きく崩れる事はありませんでした。
5~6年使用してようやくスレ、ほつれが出てくる程度で、よい素材を使用していると思われます。
⑥ 低価格
アウトドアメーカーにいくと5倍では買えないものがこの価格。
Mサイズで1枚1200円程度で、複数枚同時購入でさらに安くなります。
7着買って毎日着まわしても全然気にならない値段は素晴らしい。恐るべきコスパの良さ。
⑦ Amazon・楽天で購入できる手軽さ
おたふく手袋製品がAmazon・楽天で購入できるのはやはり助かるもので、冒頭で書いた入手性や配送についても安心できます。
Amazonなら場所と時間によっては今日注文して今日着れます。
⑧ 気になるポイント
最強・無敵ではないという点です。コスパ商品ですのでコレばかりは仕方ありません…。
大汗をかきつづければ、メッシュの薄さから張り付く不快感は続きます。
厳冬の登山や灼熱のロードバイクといった、極端な地に特化したものではありません。
私ならそういった「本番」の時にはミレー、またはイオンのあみあみを使用します。
見た目も言ってしまえば無地のTシャツです。オシャレとは言い難いでしょう。
3、まとめ
一度ハイスペックな服を着ると感動するものですが、価格・見た目・運用が犠牲になるのはツキモノです。普段着にするにはどこか突き抜けていて扱いづらい。
しかしおたふく手袋の3Dファーストレイヤーなら性能で100点は取れずとも90点をバランスよく取れると思います。
状況を選ばず幅広く利用できるオールラウンダー。1枚と言わず複数枚どうでしょうか?