お役立ち

フィッティングで出したポジションを別のロードバイクにコピーする方法

アイキャッチ

外用と内用、またはそれ以上に数多くロードバイクを持たれている人、いませんか?
私も先日DOGMA Fのフィッティングをしてきましたが、普段のトレーニングはPARISで行っています。しかし全てに対してフィッティングを行うのは出費も時間も大変ですよね。

ハンドル位置はなんとかなるとしても、パワーや膝、腰に関わるサドル位置は合わせておきたいところ。
サドルが同じものを使用している場合限定ですが、簡単でしたのでやり方を紹介します。

1、必要な道具の紹介

サドルのポジションコピーに必要なものは、水平器、トルクレンチ、紐と錘、定規の4つです。どれも欠かせないものとなりますので、あらかじめ準備しておきましょう。

①水平器

私が使用しているのはAmazonで買ったデジタルですが、左右どちらに傾いているかも表示してくれて反応も良いのでオススメできます。バブルメーター付き。めっちゃ光る。
木の板の上に置いて使用しています。

水平器

https://amzn.to/3xEvXHC

②トルクレンチ

私が使用しているものは下記のものです。値段がお手頃だったので購入してみました。
トルクの変更もわかりやすく、ロックをかけることもできます。使用上で不安になることはありませんでした。
ビットの数もそれなりに揃っており、大方のことには対応できるでしょう。
仕事柄、日々工具を握っていますので参考になれば。

トルクレンチ

https://amzn.to/3UrK63R

③紐とオモリ

タコ糸のような細めの糸があればなんでもOKです。太すぎる紐や荷造り紐は見づらいのでオススメできません(でした。)
オモリもなんでもOK。手頃なものが無かったので六角のソケットで代用…。
タコ糸と五円玉でもOKです!

④定規・巻き尺

なんでもOK!

2、水平を出す

考えたくありませんが、住宅によっては水平が出ていない事があります。
水平器を使用し、スペースが水平であることを念のため確認しておきましょう。
フィッティングを行ったビルは古く、部分的に傾いていたり段差がありました…!

水平が確認できたら前後輪の車軸間で水平が出てることを参考程度に確認しておきます。

3、サドル角を測る

2で水平を確認したらサドル角の確認を行います。
フィッティング後のサドルは大抵水平かと思いますが、人によっては違うもの。キッチリコピーしておきましょう。コピー先がネジの緩みなどからズレている可能性もあります。

サドルは凹凸があるので、適当な位置に置いたら正確に角度は測れません。
なので、サドルの上に木の板と水平器を置いて測ります。
次のステップに行く前に、計測後はコピーしたい側を合わせましょう。

0
ピッタリゼロ!

4、サドル高を合わせる

サドル先端下側~BB中心で合わせます。大事なのは左脚側で行うことです。
左脚側はBBの穴があるのでわかりやすいのです。
次のステップに行く前に、計測後はコピーしたい側を合わせましょう。

サドル高

5、サドルの前後位置を合わせる

4同様こちらも左側で行います。
サドル先端からオモリをつけた糸を垂らし、BB中心~糸までの距離を測ります。
この時クランク位置は真下に向けると、クランクの割れ目~糸となって計り易いです。
画像ではヒモの太さ分変わってしまってますが、これをコピーして完了です!

6、まとめ

以上が簡単なコピー方法になります。
今回はDOGMA F→PARISのような同じメーカーで、シートチューブの角度も差が無さそうなものだったのでコピーが簡単でした。
しかし別メーカーのフレームやジオメトリが全く異なるものの場合、オフセットゼロのシートポストを検討したり、サドルレールが長いものやロングノーズサドルを準備したりといったことが必要になってくるかもしれません。
しかし当てずっぽうでコピーするより、「ここあと何センチ足りない」と理解した上で購入すると費用は安く済むと思います。

イケるかも?と思えた方の参考になれば幸いです。是非お試しください!

ABOUT ME
タシロ
トレーニング行為を愛する39歳♂ ウェイトトレから始まりクセのある趣味を経てロードバイクに辿り着きました。 2022年末からパワトレに目覚め、富士ヒルゴールド目指して頑張ります!