お盆で時間があるので違和感のあるローラー機のポジションを細かく設定することにした。
現状のDOGMA Fはレンタルサドルを借りたのはいいキッカケになり、サドル調整に右往左往している。それなりの位置が決まったのはいいけれど、お盆前の駆け込み需要もあって仕事がかなり忙しくなり、ローラー機へのフィードバックが雑になっていたと思う。
お盆の予定という高尚なものは何も無く、最近流行りのアザラシ幼稚園を見てゴロゴロするぐらいだろうから、ここらでキチンとセットしようではないか。
1、水平を出す
2、サドルの前後位置を調整する(2024/9/10)
3、ブラケット角度を調整する(2024/9/10)
4、ブラケット距離を確認する(2024/9/10)
5、やり残したところ
① サドルの高さ(2024/9/10)
② やっぱり違った高さ(2024/9/11)
6、まとめる
1、水平を出す
まずは水平だ!スタンドを使うと前提が崩れてしまうので、適当な台で挟んでサドルの角度を記録。前下がり0.7度だったので許せる範囲。でもこの数字を覚えとけば今後スタンドを使ったりした時に参考にできる。
2、サドルの前後位置を調整する
まず現在のDOGMA Fのサドル位置を見てみよう。TTT練を通して結構イイカンジに仕上がっているのでこの位置をキチンと測ろう。
ここ最近はBB-サドル先端は50mmが私にとってベストだと思っていたが、この50mmは本当に正確なのか。
この時測った方法は若干太いパラコードで測っていた。
そんな雑計測でやってたの?はい…。
今回は裁縫用の糸があったのでそれを垂らす。白はないの…?
クランクを真下に倒して割りピンをBB中心とする。サドルから糸を垂らし、BB中央までの距離を測る。
38mmやんけ
おーっとこれは大失態!職場だったら土下座せざるを得ないー!!
この情報を元にローラー機はサドル調整してしまっているぅー、果たして今のローラー機はどれくらいなのか?!
53mm
うーん見事なガバ調整。これじゃしっくり来ないのも当たり前である。
シートポストやヤグラの形が違うのでサドルが同じでもBB-サドル先端間は異なる可能性があるという学びにもなった。
下の画像はこれで同じBB-サドル先端間38mmである。
3、ブラケット角度を調整する
サドル前後位置がほぼ全てではあったけれど、こちらも見てみることにした。
こちらは先日ブラケットとハンドル自体をしゃくり上げたもの。
若干右側が遠いなぁと感じていたので板を置いて角度を見てみる。
右の方が0.7度低い。とはいえ体自体のズレもあるので気にしすぎても仕方ないところ。
なお人間に左右差はあるもので、直したところですぐ元に戻ってしまうらしい。
最近流行りの骨盤矯正とかはその考え方なのでお金は大切にしましょうねーとマッサージの先生からのお言葉。
並行はとってみたものの、右のほうがやっぱり遠く感じる。
4、ブラケット距離を確認する
フレームのジオメトリとかステム長とかでハンドルが遠いかもしれないのでちょっと確認だけしておこう。幸いサドルは(いつのまにか)一緒のものなので確認には困らない。
サドルの尻からブラケットの一番高いところとした。こちらは全く同じ長さだった模様。
あ、このパラコードですサドル位置を乱した犯人。
5、やり残したところ
① サドルの高さ
というわけで全てを合わせたのでもう完璧。ローラー機のPARISに座るとDOGMA Fがここにある安心感。しかし細かいところはさておいても目に見えたやり残しが一つある。
サドルである。
今DOGMA Fについているサドルはレンタルのもの。調べてみたらフィジーク VERSUS EVO アリオネ R3だった。
いつも使っているのはアリエクで買った⚪︎⚪︎⚪︎レガーと表示があるフルカーボンだけれど、アリオネにはパッドがついているのもあって厚みが違う。
フィッティングは中華レガーで行っており、そこからサドルをポンと変えただけなのでサドル高も少し下げた方が下死点の通過がよりスムーズになるんじゃないかと思う。明日返却するのでまぁいいかと考えているが、アリオネも良かったし、後ろ乗りするならアンタレスも気になっている。まだまだ悩みは終わりそうにない。
② やっぱり違ったサドルの高さ
さてこの問題に向き合うときがきた。
サドルの前後位置は合っているとして、サドルが高すぎるとペダリングにおいて下死点の通過がスムーズではなくなる。以前フィッティングを受けたときには20mmも下げられてびっくりしたがパワーは増大した。
フラットに近いアリオネと若干ゆるいカーブを描く中華レガーでは比べるのは難しいし、ヤグラのクランプは画像の通りナナメを向いている。
この時点でも見た目にも中華レガーは少し薄く見える。
今回はサドルに板を置く。
クランクを水平にし、割りピンをBB中央とする。板からBB中央までを計測する。
665mm PARIS(アリオネ)
660mm DOGMA F(中華レガー)
PARISはアリオネに変えてから少し高さを下げているが、DOGMA Fは中華レガーでフィッテイングをしているのでPARISはまだ下げても良さそうだ。
ざっくりの見た目では中華レガーはアリオネと比べて10mm薄く感じる。
レンタル時にはDOGMA Fのサドル高は触っていないのでこれは違和感が出て当然だと思う。
6、まとめる
正しいであろうセットの順番としては、サドル角度→サドル高→サドルの前後位置だと思う。
ただ今回レンタルサドルだったのと、返却したあとどうしようかな、このまま乗ることで新しい変化があるかもしれない?といった迷いから違った手順での調整をしてしまった。
改めてカーボンサドルを使用した感触としては「拷問器具」のように思う。
これで1年以上よく普通に使ってたな、えらいぞ。でもアリオネを使用した今はちょっと億劫だ。
いつのまにか生えてたアリオネR3をPARISかDOGMA Fかどちらに装着するかはなかなか決めきれない。最後にフィッターさんとのやりとりを確認しておこう。
(´゚д゚`)